ゆるり南欧暮らし、してみたら

住んでみてわかった欧州生活でのあれこれ

何の疑いもなく中国人に間違われたら。

私は、よく中国人に間違われます。

日本人の友達にきくとたまにあるそうです。

まあ在住アジア人の中で中国人の比率が圧倒的に多いので当然といえば当然ですが、現地の人に通りですれ違いざまにニイハオといわれることがよくあります。(言い捨ても失礼じゃない?と思いますがどうなんでしょう)。海外に住む日本人の方には少なからずこういう経験あるかと思います。

 

こちらでは中国人がよく日本の百均のような雑貨屋を経営していますが、そのお店に(もちろん客として入ると)時々他のお客さん(現地の人)から商品について尋ねられそうになります。すみません、この商品なんだけど、あ、あなた違うのね、、という風に。

 

このように現地の人に中国人と間違えられるのはもちろん、なぜか私は中国人からも迷うことなく中国人と間違われることが多々あります。

 

中国人が経営している青果店に入ると、ニイハオと笑顔で声かけられます。笑

レジに行くと、行きつけの店でもない限り、まず99パーセント当然のごとく私には中国語で、いくらです、といわれます。

 

これ、ごくごく普通にいつもおこってます。

もう笑うしかないです。いつか中国語をマスターして、流ちょうに中国語で返してみたいとひっそり企んでいるくらいです。

 

先日も近所に新しい雑貨屋ができたので犬の散歩がてら見に行ってみました。

商品を見て歩いている時に、背中越しにニイハオ、と聞こえた気もしたんですが、そのまま気にせず商品を見ていました。

レジに並んで順番が回ってくると、レジの女性から、何の確認もなく中国語で、いくら、といわれました。

「えーと、中国語わからないので。いくらですか?」と笑いながらいうと、

え?と一瞬驚いた顔をし、慌てて、

「XXユーロです、まああ、ごめんなさい、どこの方? いや私はてっきり、、、」とスペイン語で気まずそうに言い訳されました。

「いえ、大丈夫です。慣れてますから。」

 

するとさっき背中越しにニイハオと声をかけてきたと思われる男性が、やってきて、その女性と何やら話したあと、私を見てその男性も、え、っと驚いています。どうやら夫婦で経営している店のようで、そうかさっきのニイハオはやはり私に向けられたものだったのね、と気が付く私。

そして、この店主、後日また店を訪れた時に私の顔を見ると、一生懸命に覚えたと思われる日本語で「こんばんは」(昼だったんですけどね、なぜか「こんにちは」ではなく。)と言ってくれて、その気遣いがとてもうれしかったです。

 

言い訳ではないのですが、友だちや日本人の見分け方に慣れている外国人や現地の友達に聞くと、私の顔は決して中国人顔ではないというのですが、どうも中国人の彼らが同胞と感じる、彼らだけが感じる何かを私の顔が醸し出しているとしか思えません。なんなのでしょうか、私も知りたいところです。笑

 

アジア人の区別なんてつかないであろう現地の人が間違えるならともかく、

中国人から自信をもって中国語で話しかけられる私って、とまじまじ鏡を見るこの頃です。