ゆるり南欧暮らし、してみたら

住んでみてわかった欧州生活でのあれこれ

英語が全然通じなかった国でサバイバルしてたら・・・

外国ってどこの国も英語が通じるのでは、外国人はみんな世界の共通語である英語を話すのでは、と思ったことはないですか? 

スペインについて言えば、これは大きな間違いです。通じません!(笑)

 

ここに住み始めたころ(10年近く前)、観光地以外で英語を話す現地の人はほとんど見かけず、地元のお店で英語が通じたことはほぼ皆無でした。

ところが数年前携帯を買いに家電店にいったときのことです。

日本の家電店と違い商品について知識豊富な店員が常に待機しているわけではなく、店員は手が空いていても、客の様子をうかがいに来てくれたりなんかしません。店員の数も少ないので、客が順番待ちして店員を取り合う状況です。

私は携帯に詳しくないので、よくわからないまま、予算内の商品をいくつか、商品横の表示をみながらぼんやりと検討していました。

 

うーむ・・・、いまいちよくわからない、決められない。

 

やっと手が空いたように思われる20代前半に見える店員に声をかけて、質問しました。質問には答えてくれましたが、いまいちスペックについての質問がスペイン語でうまく説明できない。

 

うーん困ったな、と頭を抱えて、ふと、英語は話したりなんかしませんよね?と独り言のようにつぶやいたら、

「ええ、話しますけど(それがなにか?)?」とまさかのお返事が!!!

 

!!!

話すの??

なんでもっと早くそれ言ってくれなかったの??(聞かれなければ普通言わないと思う…)

 

そう、最近の若者は英語を話すんです!(ちょっと前まではほぼゼロだったのに・・・)

ヨーロッパの他国に比べるとまだ遅れているとは思いますが、英語の重要性がようやく認識されたのか、若い世代の人たちが英語を話すようになってきています。

 

同様に、観光客が多い中心街のお店に入ると、以前は「いらっしゃいませ」もなかった(!)のが、ここ最近は英語で「いらっしゃいませ、何かお探しですか?」と話しかけられることが増えてきています。

初めて声をかけられたときは、耳を疑い店員を二度見してしまいました。おそらくアジア人である私を観光客と勘違いして話しかけてきているのだと思いますが、観光客の対応に英語が話せる店員が増えているということで、これは本当にとても嬉しい変化です!!

これからますます、スペイン語だけでなく、英語も普通に通じる国際都市になっていくのではと思うと、ちょっとわくわくします。